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第124回 日本循環器学会 中国・四国合同地方会

[2024.06.24]

6月22日、23日は日本循環器学会 中国・四国合同地方会でした。久々の現地参加です。

薬剤の新たな臨床データ、症例経験、カテーテルアブレーション技術など学ぶことは沢山ありますですが、開業医目線では、血圧管理の重要性を強調されていたことが印象的でした。
家庭における正常血圧は130/85mmHg未満、至適血圧 (理想的な血圧)は120/80mmHg未満です。

2024年4月から特定健診での高血圧に対する受診勧告が140/90mmHg以上から160/100mmHgへ変更となりましたが、降圧目標はこれまでと変わりません。

なぜ降圧管理をしっかりと行うことが重要なのか?

それは、高血圧が症状を伴わずに、長い時間をかけて血管や心臓に絶え間なくストレスをかけ続け、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患を引き起こすからです。SPRINT試験の結果からも、血圧を厳格にコントロールすることの重要性ははっきりと示されています。

脳卒中や心筋梗塞は、起きてから後悔しても元には戻れません。人生は一度きり。後悔ないように日々を大切に生きていきたいものです。

 

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