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浮腫み、手足の冷え

考えられる原因

閉塞性動脈硬化症や深部静脈血栓症などの循環器疾患、貧血、甲状腺機能低下、喫煙、内服薬、乳がん・婦人科がん術後

放置するとこんなことが

怖いのはやはり循環器疾患です。

閉塞性動脈硬化症は、脚の動脈がプラークや血栓で詰まる病気です。歩いているとふくらはぎが重痛くなって歩けなくなり、止まると改善します。進行すると皮膚の色調が赤黒くなり、爪の血色も紫色になって、やがて壊死していきます。足の趾が壊死を起こしたら先ず持って片足は上の方から切断しなければ命取りになります。

深部静脈血栓症は、脚の深いところにある太い静脈に血栓ができる病気です。血栓ができると血流と共にズルズルと心臓へ戻り、肺の血管へ流れます。肺塞栓症になると胸が痛み、酷ければ肺へ血流が途絶えて死に至ります。

医師からの提案

脚の冷えや浮腫みは、気になったら循環器専門クリニックでのチェックをおすすめします。上記のような疾患が疑われる際は下肢の血流評価を行い、治療方針を立てます。

閉塞性動脈硬化症は特に糖尿病の方で要注意です。深部静脈血栓症は長時間同じ姿勢にしていると起こりやすいので、1時間程度座って同じ姿勢をしていたら、屈伸とか少し動き回るとかすることをおすすめします。加えて水分補給も重要です。

循環器系疾患でなくても、乳がん術後には上肢に、婦人科がん術後には下肢に浮腫みが生じることがありますが、これらはリンパ浮腫と言ってリンパ節を摘出した方に見られます。根本的な解決は難しい場合もありますが、弾性ストッキングや利尿薬での軽減が期待できる場合もあります。お悩みの際はご相談ください。

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