肥満外来 (メディカルダイエット)について
厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」によると、20歳以上の人の肥満の割合は、男性が33.0%、女性が22.3%です。年代別にみると、男性では40歳代が39.7%と最も高く、次いで50歳代が39.2%となっています。一方、女性は高年齢層で肥満者の割合が高くなり、60歳代で28.1%と最も高くなっています。
人口1億人以上の国における肥満者の割合
上記の図のように、人口が1億人を超える国において肥満者の割合を比較すると、日本人男性の肥満率はその中間に位置し、3人に1人で肥満を認めます。肥満は、BMIが25以上をいいます。(BMI=体重kg ÷ (身長m)2)
肥満は、体重が増えるだけでなく、体脂肪が蓄積した状態で、万病の元と言われています。過体重になると、糖尿病、脂質異常症、高血圧、睡眠時無呼吸症候群、心疾患など、多くの疾患の要因となります。肥満を放置していると、こうした生活習慣病が悪化し動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中等の重大な病気へと進む原因となります。
毎年の健診で肥満を指摘される、ぽっこりお腹が気になっている、あるいは家族から度々ダイエットを勧められるなど、悩みは人それぞれだと思います。
肥満解消のためには、①食生活の是正、②節酒あるいは禁酒、③運動習慣の定着、④良質な睡眠の確保、⑤禁煙が大切です。言葉で羅列するのは簡単ですが、実際に行うのはとても大変です。何か目標があったり、必要性に迫られないと継続は難しいものです。
肥満外来では、ひとりひとりの悩みと向き合って肥満解消を目指します。近年は、さまざまなアプローチでのダイエットが可能です。詳細につきましては肥満外来 (メディカルダイエット)をご参照ください。何かご不明な点ございましたら、当院までお気軽にご相談ください。